カタルシスアートで気持ちを発散させる

こんにちは!アートセラピストの コグレ マミ です。自分の才能やスキなことを発掘して育んでいけるように、アートセラピーでサポートしています♪

 

ライラが鎮まらない時は・・・

あなたはどんな時にイラっとしてしまいますか?

  • 満員電車で理不尽に押される時
  • 挨拶をしたのに無視されてしまった時
  • 前の人がスマホ歩きでゆっくりと歩いている時
  • 公共の静かな場所で大声で話している人がいる時・・・

例をあげたらきりがない程に、イラっとしてしまうことは日常に溢れています。でもどうでしょう?見ず知らずの人から単発的に受けたイライラは、少し時間を置いたら気がつかないうちに鎮まってはいませんか?極端な話し、満員電車でイライラするようなことがあっても、大好きな人とおはよう!と挨拶を交わしただけで、さっきまでのイライラが吹っ飛んでしまった・・・そんな経験はないですか?わたしたちの感情を天気に例えるとものすごく分かりやすいのですが、さっきまで曇っていたのに急に日が差してきた、という風にそれくらい感情はコロコロと変わるもんなんです。ところが、自分が大切に思っていることに関して理不尽なことや失礼なことをされたとしたら、イライラや怒りはなかなか鎮まってはくれません。2、3日経ってもココロが乱されてるなと思った時に、是非、試して欲しいのが今日ご紹介するカタルシスアートです。

 

タルシスアートのやり方

今回のカタルシスアートはイライラした気持ちを発散させることが目的なので、クレパスを使います。

  1. イライラの気持ちを表す色を選ぶ
  2. 気持ちを口に出しながら、画用紙に一心不乱になぐり描く 例えば、「むかついたー!」っと言いながらなぐり描く
  3. 別の気持ちを表す色を選ぶ
  4. 気持ちを口に出しながら、画用紙に一心不乱になぐり描く 例えば、「あの失礼な態度はなんだ!」っと言いながらなぐり描く
  5. イライラの元になっている気持ちの種類がなくなるまで、3、4を繰り返す
  6. 徐々に気持ちの変化を感じる
  7. 本当はどうしたかったのか、どうして欲しかったのか、その気持ちを表す色を選ぶ
  8. 気持ちを口に出しながら、画用紙に一心不乱になぐり描く 例えば、「わたしだって、もっと上手くやりたいと思ってるよー!」っと言いながらなぐり描く
  9. 7、8を繰り返し、気持ちが終息してきたらそこで終了

ちなみにわたしの着地点は、「最高の自分はあるんだよ!最高の自分、出てこい!!」を口に出して手を動かし続け、吐き出す気持ちがだんだんとなくなり終息に向かいます。

 

な気持ちをなかったことにしないで

ここでひとつ、お願いがあります。嫌な気持ちをなかったことにしないでください。最近は自己啓発など盛んになっているので、リフレーミングという言葉を聞いことがある方も多いかと思います。リフレーミングとは、起きてしまった出来事を、今とは違った捉え方をすることでその出来事の意味を変化させる考え方なんですが、ポジティブシンキングと言った方がより分かりやすいかも知れません。例えば何か嫌な出来事があった時、これをリフレーミングにしたがって捉え方を次のように変換してみますね。

 

聞こえなかったのでもう一度教えて欲しいと頼んだところ、「今言ったでしょ?」と言われ、その後無視され続けたのがとても不愉快だった。

わたしをできる人として扱ったので、あえて自分で考えさせる行動をとっただけなのでは?

 

こんな感じでしょうか。こんな風にリフレーミングで物事の捉え方を変えると、気持ちの感じ方も変化して前向きに次の行動に移りやすくなります。だけどここで大切なことは、不愉快に感じた気持ちをなかったものにしない、ということなんです。不愉快に感じた気持ちをなかったものとしてリフレーミングし続けてしまうと、物分かりの良い子ちゃんになってしまって、傷ついた気持ちが置き去りになってしまうんです。だから不愉快に思った気持ちや、傷ついた気持ちになったことをきちんと自分で認識(成仏?)してからリフレーミングに移します。だけど一筋縄ではいかないところが、ココロのやっかいなところでもあるんですよね。頭じゃ分かっているけど、気持ちが追いついて行かない・・・だからカタルシスアートが役に立つんです。そんな時は、インスピレーションで感じた色のクレパスを手に取って、一心不乱に画用紙に描きなぐってください。そして声に出して気持ちを吐き出してください。嫌な気持ちは、手と声を通じて確実にココロから排出(浄化)されていきます。

 

完成した絵は、綺麗な絵でなくていいんです。むしろ、どぎつい位が丁度いいのではないでしょうか(笑)想像してみてください。こんなもの(完成した絵)がいつまでも、ココロの真ん中に居座っていたらと思うとぞっとしませんか?だけどこの絵はどぎついけれども、決して汚いものではありません。ココロの中で一生懸命に葛藤した証です。カタルシスアートをすることによって浄化されたココロのかけらです。成長の証としてどうぞ愛しんでください。

 

今回はカタルシスアートのほんの一部をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?絵は写実的に描くものもあれば、一心不乱に赴くまま描く絵もあるんです。そしてそれは誰の評価も受けることのない自分だけの絵であり、自分の気持ちそのままです。絵を描くことをどうぞ楽しんでください。そしてこんな風にアートセラピーのワークを一緒にやってみませんか?アトリエをオープンさせるべく4月には体験ワークの場を設けようと思っています。コロナウィルスのこと、景気のこと、不安なことがたくさん押し寄せていますが、アートセラピーを通してココロのケアができます。こんな時代だからこそ、アートのチカラを使ってみませんか?少しでも気になった方はお問い合わせボタンよりお気楽にお問合せくださいね♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました! コグレ マミ

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