アートセラピー的ココロの整え方

 

こんにちは!アートセラピストの コグレ マミ です。自分の才能やスキなことを発掘して育んでいけるようにアートセラピーでサポートしながら、日常にセラピーを取り入れた暮らしを提案しています♪

※治療的観点ではなく癒しという捉え方で、「セラピー」という表現をしています

 

 

 

 

 

本来だったら今頃、東京オリンピックで日本中がお祭り騒ぎのはずが、突如として現れた新型コロナウィルスの世界的流行で1年延期となり、夏になっても終息の気配をみせないこの様な状態で果たして来年に開催などできるのか。もはやオリンピックどころではないと、大ダメージの経済状況と予測が立たない未来に多くの人たちが苛立ちや不安な気持ちに襲われています。そう、わたしもそのうちの一人。疫病や天災はとうてい自分ではコントロール出来ないから、せめて日常のココロは整えておきたい!ということで、アートセラピー的ココロの整え方をお届けしたいと思います。

 

 

 

 

外で働いていると気分転換になったり良い刺激を受けたり、また、社会とつながっている実感が持てますが、それと引き換えにグッとこらえなくてはいけないことも沢山ありますよね。例えば立場の違いだったり考え方の違いから、言いにくい相手には決して言わないことを、言いやすい相手には何の遠慮も配慮もなく、尖った言葉をぶつけてくる。ココロに余裕がある時ならまだしも、余裕がない時などたまったもんじゃありません。それでもいつまでも怒りや妬み、不安、悲しみで自分のココロを支配されたくはありませんから、感情がいつものポジションに戻れるようココロを整える必要があります。そんなときは・・・

 

タルシスアートで一旦気持ちを発散させる

わたしがよくお世話になっているカタルシスアートを紹介します。前にブログでご紹介した記事はこちら♪

基本的にやり方は一緒なのですが、以前ご紹介した時のイライラ度が120%位だとすると、今回のイライラ度は70%位です。(ちなみに前のイライラはカタルシスアートでスッキリさせてしまったので、イライラの原因はもはや覚えていません 笑 )

 

タルシスアートのやり方

  1. クレパスをながめて今の自分の気持ちにあった、なぐり描きしたい色をひとつ選ぶ
  2. イライラの気持ちを口に出しながら、一心不乱に画用紙に描きなぐる(例えば ” あ゛ーイライラする!!” とかね )
  3. なぐり描きした絵をいったん眺め、別の吐き出したい言葉に合う色のクレパスを選び、再びなぐり描く
  4. イライラを表す色がなくなるまで、2、3を繰り返す

 

そして気持ちを発散させた絵がこちら

 

前回行ったときよりもイライラ度が低かったので、思いのほかさっと感情を画用紙に出し切ることができました。こんな風にイライラの感情を発散させたので気持ちはスッキリとしていますが、今回は普段よりもっと良い状態までもっていきたいと思ったので、続きがあります♪

 

  1. 別の画用紙を用意する
  2. 今の落ち着いた気分の色のクレパスをひとつ選ぶ
  3. 気が済むまで画用紙に色をのせる
  4. 色を変えたくなったら別のクレパスを選び、気が済むまで画用紙に色をのせる
  5. 4の繰り返し

 

わたしは最初に濃い青のクレパスを選びました。そして今回はなんとなく、四角形を描いてココロを整えたくなったので画用紙の左から右へと四角形を描き続けました。そして右端まで四角形を描いたら、その下にまた四角形を描き左端まで描き続ける。そして左端まで描いたらその下に四角形を描いて右端まで描く・・・その繰り返し。この一連の流れを矢印で表すとこんな感じです。

 

 

 

感情の流れを途切れさせずに四角形を隣に描き続けることがポイントです。そしてこの四角形は、描くごとに色を変えたくなったり、同じ色で四角形を描き続けたくなったり、その時選ぶ色は気持ちのおもむくままです。

 

 

こうして完成させてみると、気持ちの変化が手に取るよう分かりませんか?・・・そんなこと急に言われても分からないですよね(笑) それではご説明しましょう!

 

描きだしが青、つまり気持ちが冷静に落ち着いている。そして緑で自然体の気持ちになってきた。気持ちも少し爽やかになってきて、中盤あたりに水色を多く使っています。ところどころ他の色があるのは、その色を選んでみて四角形を描いてみたものの、(気分と色が一致しないな・・・)と思いまた別の色を選んでいる様子が伺えます。最初のうちはオレンジ系の色に目もくれない気持ちだったのですが、後半になるにつれ暖色系の色を手に取りたくなり、最後の段は全てオレンジ系になりました。オレンジは前向きや、明るい気持ちの時の色。いわゆるビタミンカラーと言われる通り、元気印の象徴ですね♪

 

 

これがアート製作だったらどうなっているのかな?とふと考えます。きっと見た目に美しい配色を考え作品に仕上げるんだろうな・・・そこがアート製作とアートセラピーの違いです。アートセラピーで生まれる作品は、美しくなくてもいい。他の誰かに訴えかける作品でなくてもいい。ただただ、自分の言葉にできない感情や気持ちを画用紙にのせていく。分析も無理にする必要はありません。ただ感じてください。

 

冷静な気持ちからだんだんと温かい気持ちになっていったな・・・とかね♪

 

 

分が乗ってきたのでフォトセラピーに突入!

ココロが整ったところで、わたしの遊び心に突然スイッチがはいりました♪作品のその色にあった人形を乗せて写真を撮りたくなったんです。その写真がこのブログのトップとこちらの写真たち♪

 

小さい人たちを乗せると賑やかになってイイ感じ

 

メルモちゃん世代ではないけれど、可愛いものは可愛い

 

のだ♪

 

 

 

 

いかがですか?何を描いていいのか分からない、写実的な絵なんて描けない。と思っていても、こんな風な絵とのお付合いだったら出来そうな気がしませんか?自分の気持ちをうまく言葉で表現することができない子どもたちにとって、絵で表現することはすごく身近で自然な感覚です。大人になると、言葉を使って自分の気持ちを表現出来るようになるので、絵を描くことはだんだんとなくなっていきます。それでも絵を描くということは、古代より続いてきた表現方法なので絵を描くということをもっと身近に感じていただけたらとても嬉しいです。少しでもアートセラピーに興味をもたれましたら、お気楽にお問合せボタンからご連絡くださいね。お問い合わせはコチラから♪

 

 

♪お知らせ♪

8月7日(金)に【ゆずりば】さんでワークショップを開催します。ワークショップの様子とお申し込みはこちらをクリック♪

※午前と午後の2回開催で、各回ともに先着4名様です♪お早めにどーぞ!

アートセラピーを体験できるところは全国的にみてもとても少なく、千葉県内では市川市・浦安市・船橋市でラトルチャだけです。絵を描いてみたいけど何を描いて良いのか分からない方や、夏休みの自由研究どうしよう?と思っているお子さまをお持ちのお母さま、ぜひぜひこの機会にアートセラピーを体験してみてください。楽しいこと間違いなしです♪皆さまのお越しを心よりお待ちしております!

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。今日も素敵な一日を! コグレ マミ♪