アートセラピーで自分の概念を崩す
こんにちは！アートセラピストの コグレ マミ です。自分の才能やスキなことを発掘して育んでいけるように、アートセラピーでサポートしています♪
概念とは
概念をごくごく簡単に説明すると、物事の定義や考え方、または理解。などとすると分かりやすいでしょうか。そしてこの概念はしばしば共通認識として私たちの生活に根付いています。例えば、女子トイレと男子トイレのマークを思い浮かべてください。日本では赤色が女子トイレ、青色が男子トイレに色分けされている場合が多いですよね。それはトイレマークの形で判断するよりも、色で判断した方が、パッと見て分かりやすいからです。日本では子どもに着させる洋服を、女の子だったら赤系、男の子だったら青系、と性別で色を分ける考え方が昔からあるようです。今でこそたくさんある色の中から、自分の好きな色を選ぶことが出来ますが、まさに男の子のランドセルが黒で女の子は赤という風に、性別で持ち物が色分けされる。男の子は黒、女の子は赤いランドセルを背負うもの。【○○とはこういうもの】つまり、これが概念です。
そしてこのような概念は、絵を描く際にも既に私たちひとりひとりに植え付けられているので、自由な表現をしたい時に邪魔になってしまうんですね。俗にいう型にはまった絵になってしまう。もちろん型にはまった絵が悪い訳ではありませんが、自分の中の感動や喜び、新たな可能性を絵に定着させたい時には概念を崩すという作業が必要になってくるんです。
※ちなみにこのブログのトップ、ピンクの鳥が概念崩しをした後の絵で、この下のネコの絵が普段の私の絵です
概念崩しのやり方
- 好きな色のクレパス3本を選ぶ
- ３本のクレパスをお箸を持つように握り、大きめの画用紙になぐり描きをする ※紙からクレパスを離さずに一筆描きで３０秒間くらい一気になぐり描く
- なぐり描きの中から何かひとつ、大きく見えてきた形を見つける
- 見えてきた形をクレパスで縁どり、色を塗って完成させる
※絵を完成させるために形を付け足してもOK
※絵を完成させる時のクレパスは、なん色でも色をいくつ使っても構いません
概念崩しの絵の描き方のコツとしては、誰かと競い合うように思いっきりなぐり描きすることです。お上品にさらさらと描くのではなく、無心に強く、大胆に画用紙一面になぐり描いてみてください。そしてそのなぐり描いた絵をじっとみていると、何かしらの形が浮かび上がってきます。これを投影と呼ぶのですが、私の場合、火の鳥が浮かび上がってきました。
概念崩しの効果
私の絵を見てもらって分るように、絵は劇的に変化します。色彩豊かで躍動感あふれた感動的な絵に変化しています。この火の鳥の絵を描いている時はお腹を見せたイメージで描いていたのですが、いざ出来上がった絵を眺めているとあら不思議！お腹にも背中にもどちらにも見える絵に仕上がっているんです。お腹を見せた火の鳥の印象は、アグレッシブで躍動感のある感じ。一方、背中から見える火の鳥はどこかすました印象にも見える。ひとつの絵から真逆のイメージが湧く、どちらにもとれる絵など描いたことのない私は、「あぁ、自分はこんな絵も描けるんだ！」と自分でも驚き、また普段と違う色づかいやタッチで描いていることにとても感動し、もっと色んな表現が自分には出来るんじゃないかとワクワクしてきました。そして何より自分でも感動する絵を描くという事は、そのまま自己肯定感に直接つながっていきます。そう、これ大事！
※ここで言う感動は上手い下手ではなく、違う自分に出会えた、可能性に出会えたという感動です
このように概念崩しを行うと、自分の絵に自信と興味が湧いて自分の絵に誘われるように、次の新たな世界を見いだすことが出来るんです。本来持っている才能や能力に行きつくことが出来る。つまり、能力や本能が開花される・・・そんなイメージです。面白いでしょ？？
どうですか？アートセラピーでは色んなワークが出来るんですよ。新型コロナウィルスの影響で、なかなか外へ出掛けられずストレスも溜まってきていることと思います。お子さまと一緒に、こんな風に絵に充てる時間にしてみてはいかがでしょうか？「これはどんな絵なの？」と普段なかなかしないタイプの会話も弾むこと間違いなしです♪そしてワークをリードするには、ワクワクさせるような質問や会話、場の雰囲気がとても重要になってきます。4月にはアトリエをオープンさせて体験ワークの場を設けようと思っていますので、ぜひお子さまといらしてください。それまでどうか、コロナウィルスが終息に向かっていますように！そして皆さまもどうぞご自愛くださいませ。
ついついこのブログにたどり着いてしまったあなた。一方的にご縁を感じてしまいます（笑）おとなアートセラピーのプログラムも考えていますので、少しでも気になった方はお問い合わせボタンよりお気楽にお問合せくださいね♪
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ コグレ マミ
