フォトセラピーの可能性

こんにちは!アートセラピストの コグレ マミ です。
自分の才能やスキなことを発掘して育んでいけるように、アートセラピーでサポートしています。

 

気に入りの本とカメラを携えて街を散策

今日は、自分の中のかわいいを感じたり発見したりするのではなくて、平山メソッドにもとづいたフォトセラピーに挑戦しました♪いつものフォトセラピーと違って、今回用意するものは本。わたしは浅田次郎の【蒼穹の昴】(そうきゅうのすばる)をチョイスしました。何度も読み返しているお気に入りの小説です。内容を簡単に説明すると、中国王朝末期のお話で、貧しい農村の少年が西太后の側近にまで昇り詰める、冒険・出世・成長の物語りです。今回はこの本を片手に、本がしっくりくる撮影場所を探します。普段なら五感を開いて、自分がかわいいと思う場面を切り取るのですが、あくまでも、本とその置き場所がしっくりくる場所を選ぶというのが平山メソッドのポイントです。本がかわいく映える・・・これが目的ではありません。かわいく魅せようとする欲望との戦いでもありました(笑)

 

さてさて、どこにこの本を置くのが一番しっくりきますかねぇ・・・わたしは古い門扉がとても気になりました。渋いでしょ?かわいく写真を切り取るのなら、お洒落な美容院の前に本を置き、そこで写真を撮るのですが、わたしが本の置き場所を選ぶのではなく、あくまでも今回はわたしが本に導かれる立場です。そして導かれたのが古い門扉の前だったので、そこに本を置き写真をパシャリ・・・

 

真にタイトルをつける

そして次は、撮った写真にタイトルをつけます。タイトルをつけることで、本の内容のどんなところに焦点をあて、自分が惹かれているのかが分かります。わたしは、主人公が未来を自分の手で切り開いていく姿にワクワクし、勇気をもらっていたんです。だからそんな主人公に自分自身を重ね合わせて写真を撮りました。そして写真につけたタイトルは・・・

 

扉はいつでも開いている

 

この門扉は一見閉まっているように見えますが、実は少し開いています。だからこの扉をさらに開いて進んでいくのかどうするのかは自分次第。こんな思いを込めてタイトルをつけました。

 

解なんてない自分との対話

わたしはこの本を【未来を切り開く】という側面で切り取りました。そしてそれはどのような自分の概念から未来を切り開くのかというと、自分は何かを立ち上げるという器ではないんじゃないか、出来ないのではないか・・・という不安からくる思い込みです。その思い込みを振り払って未来を切り開いていく。ずっと自分の中で支配されていた思い込み。その古く凝り固まった思い込みが投影された古い門扉。だからこの門扉の前で本を撮るということに、とてもしっくりきたんです。例えば他の人がこの本を【時代の流れを憂う】という側面で切り取ったとすると、わたしが選んだ古い門扉ではなく別の場所で写真を撮ることがしっくりとくるんでしょうね。

 

本のどの部分に惹かれるか、自分と重なるか・・・これは人それぞれです。この物語で主人公はどのように感じたか?というような国語の試験ではないんですよね。自分がどのように感じたか・・・これは自分との対話になります。だからこれという正解はないし、人と一緒である必要はない。だけど一緒であってもいい。

 

わたしがいつも行っているフォトセラピーは、自分の中のスキや感性を広げる助けになります。今回の平山メソッドのフォトセラピーは、自分のこだわりを表現する助けになります。どうですか?写真ひとつ撮るにしても、色んな表現があるし色んな側面を感じることができませんか?そしてみんなでフォトセラピーを行ったら、感じるココロがかけ算となって癒しがどんどん広がっていく・・・今回平山メソッドのフォトセラピーを体験したことで、新たな可能性や楽しさを感じることができました。楽しいと思う気持ちは前進させる大きなチカラとなります。なので・・・

 

ラトルチャオープン前に、フォトセラピーのワークショップを継続的にやってみようと思います!どうぞお楽しみあれ♪

 

今日も読んでくださり、ありがとうございました。

※平山メソッド 創作教室アトリエ HAPPENING