子どもの扱い方

こんにちは!アートセラピストの コグレ マミ です。
自分の才能やスキなことを発掘して育んでいけるように、アートセラピーでサポートしています。

 

葉のチカラ

ラグビー ワールドカップ、盛り上がってますね!世紀の大番狂わせと言われた南アフリカとの歴史的大勝利から4年。そして今回、日本開催のワールドカップでは、全勝で決勝トーナメント進出を決めました!決して日本ではメジャーなスポーツとは言えないラグビー。諸外国との体格差から、弱い時代がずっと続いていました。しかし先人たちの想いと努力が後輩たちに脈々と受け継がれ、ここに来て一気に花開いてきた感じでしょうか・・・

 

この急激と感じるまでの日本の成長。ラグビー関係者含め、一体どれくらいの人たちが全勝で決勝トーナメントに進むと思っていたのでしょうか。特に世界ランキング第2位のアイルラド戦では、日本の勝利が静岡ショックとまで表現され、世界中を駆け巡りました。だけど確実に日本の勝利を信じていた人が少なくとも31人いました。それは・・・

 

日の丸を背負って戦っている日本チームです。

 

彼らは自分を信じ、仲間を信じ、コーチを信じ、積み重ねてきた練習を信じてアイルランド戦に臨んだのです。自分を信じること、仲間を信じることは【出来る】と思える源となるチカラ。そしてそのチカラを十分に引き出すには、自分たちを鼓舞させる言葉の存在がとても重要になってきます。その言葉を巧みに扱うことができる人が優れた指導者なのかも知れません。今回、アイルランド戦後の田村 優選手のインタビューでの言葉が、勝利をつかみ取った全てのように思いました。その言葉を紹介させてください。

 

誰も勝つとは思ってないし、誰も接戦になるとは思ってない。誰も僕らがどんな犠牲にしてきたかわからないし。信じてるのは僕らだけ・・・

 

この言葉はアイルランド戦前のチームミーティングで、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチがチームの為に読んだ俳句です。ヘッドコーチとして、どれだけ身を削るような練習をチームに課してきたか。このトレーニングを積み重ねることで、チームは確実に強くなるとの確固たる自信と、そしてそれをやり切れるだけの精神と肉体がジャパンにはあると確信していたからこそ過酷なメニューを打ち出せた。そして選手たちは私たちが想像もつかない程の犠牲を払って、自分を信じ仲間を信じ、今まで自分たちがやってきたこと全てを信じて、このワールドカップに臨んだ。そして信じる気持ちをチカラへと昇華させたのが、あの言葉だった・・・

 

は扱われたようにしかならない

もし、あの言葉をジェイミーヘッドコーチではない部外者が、チームにかけていたとしたらどうなっていたでしょうか?勝負の世界にたらればはありませんが、あれほどまでのチカラはだせなかったのではないかと思います。ジェイミーは普段から、ひとりひとりを【出来る人】として扱っていたはずです。だからこそ、彼らは自分たちを信じることができて、なおかつ、出来る人として自分たちを扱えたのです。やれることは全てやった。自分たちに出来ない訳がない。田村選手も、「まぁその通り(接戦で勝つ)になりました」と仰ってましたね。

 

さて、話は変わって、皆さんはお父さんやお母さんからどんな風に扱われて育ってきましたか?たくさん褒められてきましたか?それとも厳しく育てられましたか?私はどちらかと言うと、感情的な両親のもとに育てられました。イライラされたりね(苦笑)だから私はなるべく人にはイライラしないようにと思って過ごしてきたつもりなんですが、親の嫌なところとそっくりな自分が顔を出してしまうんです。これはつまり、自分が親にそのように扱われたから、同じような場面に遭遇した時、反射的に似たような態度をとってしまうからなんです。好き嫌い関係なくね。

 

だから子どもをどう扱えばいいのか?と問われた時に言えることは、【自分が扱われたいように子どもを扱う】身も蓋もないような落ちですが、つまりはそういうことなんです。人は扱われたようにしかなりません。親から信じて育てられた子どもは、自分のことを信じることができるし、人のことも信じることができる。粗末に扱われてきた子どもは、自分のことを粗末に扱ってしまう。全てのケースが当てはまるとは言い切れませんが、思い当たるふしはありませんか?まぁ、このことは親に限られることではありませんが。

 

とは言いつつも、毎日の慌ただしい暮らしの中で、正しいことをやり続けることは難しいですよね。お母さんはいつだって忙しいし、常にご機嫌でもいられないのです(笑)だからこそ、まわりの手をどんどん借りて欲しいと思います。それは愚痴のひとつでもこぼせるような話し相手だったり、地域のコミュニティだったりするかも知れません。私が世のお母さん方に何が出来るかというと、アートセラピストとして、絵を通して子どもたちのココロの成長、メンタルのサポートに関わることが出来ます。どうぞ全部おひとりで抱え込まないでくださいね。それぞれの場所・場面で、目指せ ONE TEAM!

 

今日も読んでくださり、ありがとうございました。